【解説】抜群の中毒性 ずっと真夜中でいいのに ACAねの歌い方【歌声分析】

【解説】抜群の中毒性 ずっと真夜中でいいのに ACAねの歌い方【歌声分析】

2018年、突如として現れたシンガーソングライター

『ずっと真夜中でいいのに』(以下、ずとまよ)

彼女の処女作の『秒針を噛む』は一作目にも関わらず多くの注目を集めました。

現在はまだ投稿から1年経たずですが、1700万再生(2019 3/7時点)を超えています。

顔出しは無い、俗に言うネットアーティスト。

謎が多い彼女が作る楽曲は中毒性が高く、

秒針を噛む以外でも多くの再生数を稼いでいます。

今回はそんな彼女の歌声分析をしたいと思います。

息漏れの少ない綺麗な発声

ずとまよの曲で特徴的なのは、

細かい譜割と高い音域。

細かい譜割のメロディが多いので、息継ぎするポイントも少なく、

普通に歌っていると息が苦しくなると思います。

それに加えて高い音域が入ってくるので、歌うのが困難です。

ACAねさんの歌声は息漏れがとても少ないのと、力みが少ないので、

高い音域でも滑らかに出すことが出来ています。

これを可能にしているのは柔軟なインナーマッスルが備わっているからだと思います。

喉で息の量を調節しているのでは無く、

お腹と背中のインナーで調節しています。

ずとまよの同時期に有名になったシンガーソングライターの美波さんと比べると、

裏声でもしっかりインナーマッスルが使えているので息漏れが少ないですね。

→インナーマッスルを鍛える方法

https://halo2channel.com/2019/03/08/post-518/

綺麗な発声をするポイントとしては、

高音域以外の低音域の部分でもインナーマッスルを緩めないことです。

低域は何も意識しないでも出る音域ではありますが、

ここで体を緩めると、

高音域を出す時に体の準備が出来ないまま発声することになるので、

結果的に裏返ってしまったり、かすれたり、音が届かなかったりします。

https://twitter.com/zutomayo/status/1093827445625503744

TwitterでACAねさんがEveさんのラストダンスをカバーした動画です。

Aメロはとても低い音域ですが、

発声のポジションが下がることなく、インナーマッスルも緩まってはいません。

(低すぎる部分は出ていませんでしたが、高音域との繋がりは綺麗です)

因みに動画は、キー+5で最高音がhiEです。

hiEが地声の部分と裏声の部分が混在しているので、

結構ギリギリなのかも知れません。

脳裏上のクラッカーの弾き語り動画です。

これもAメロの低音域を、発声ポジションを変えずにしっかり発声出来てますね。

サビ前の(0:42〜)、

くれたようだ、の黒字の部分がhiFでした。

hiFがしっかり出ているので、ラストダンスの音域問題は、

フレーズの高低差からなる歌いにくさなのかもしれません。

見にくいですが、ブレスをする時に肩が大きく動いてないので、

発声の力みも無さそうです。

Twitterで色んな曲のカバーや、

自身の曲の弾き語り動画などもアップしているのでファンの方は要チェックです!!

ずとまよの制作陣が豪華

ずとまよの作詞作曲をやっているのは歌っている本人のACAねさんですが、

編曲を(曲のアレンジ)やっている人が別にいるんです。

その編曲をしている人達がめちゃくちゃ豪華なんですよね。

処女作の『秒針を噛む』では、

ボカロPのぬゆりさんが編曲を担当しています。

代表曲:フラジール、命ばっかり、フィクサー等々……。

有名ボカロPを編曲に起用することで、ずとまよをボカロファンに認知させようとしたのでしょう。

ACAねさんのソングライティングスキルが高いのも相まって、見事にヒットしましたね。

動画を作っている人Wabokuさんも、

Eve君やボカロPのOrangeStarさんの動画を作っている人なので、親和性は高いです。

ネットで伸びている人は、割とこういう戦略を狙ってやっているので、

音楽で飯食いたいと思う人は、こういうのに頭を使ってください(笑)

他にもアルバム曲ですが、『君がいて水になる』では、

現在神山羊名義でも活躍している有機酸さんが編曲を担当しています。

神山羊さんと言えば、デビュー曲のYellowが代表作の方です。

ACAねさんの歌唱力とソングライティングスキル、

それと実力と名声を兼ね備えている制作陣との合わせ技で、
全く隙が無いですよね。

メジャーデビューするのも時間の問題なのかと思います。

というか、もう既にデビューしてますね(笑)

めちゃくそ早いですね(笑)

まとめ

ネット発のアーティストが増えていく世の中ですから、

処女作で大手ボカロPと有名動画師に製作協力をしてもらう戦略に出たのはとても賢いと思いますね。

もちろんそういう戦略だけではなく、

実力も兼ね備えているので他の追随を許しません(笑)
それに地声的にもまだまだ年齢も若そうですよね。

現役大学生くらいでしょうか。

これからの活動にも期待がかかりますね。

2019年も『ずっと真夜中でいいのに』に注目です!

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