2019年の7月に発売されたRyzen9 3900xの性能があまりにも凄すぎて、
今年の夏は鼻水が止まりませんでした嘘です。
今まではDTM(楽曲制作)に関してはMac一択でしょ~、
なんて散々昔の記事で書いていたのですが、
Macに搭載されているCPUのIntelと、今回AMDから発売されたRyzenの性能差が、
あまりに無視出来ないほど広がってしまったので状況が変わりました。
これはRyzen搭載の自作PCを作るしかない……。
(ブログのネタにもなるし)
なので持っていた2017年の15インチMacBook Proを手放したお金で
自作PCを組みました。
実際あまりRyzenでDTM用のPCを組んでる人がいなかったので、アクセス増えそうやったー!って感じでウキウキです。
まあ、Ryzenで自作PC組む人が少ないのも色々理由があるので、
それも後で話せればいいなと思います。
はじめに
今回組んだ構成はあくまで僕が満足出来るハイスペック仕様に作ったため、
大体製作費が20万円掛からないくらいで作れました。
後は最近流行りのRGB系(ピカピカ光るやつ)には興味が無かったので、それでも多少は値段が安くなってます。
一応ですが、もっとコストを抑えたい人向けの代替パーツも紹介や、
僕がPCパーツを安く手に入れられる裏技テクニックなんかも紹介したいの思います。
購入したPCパーツ
CPU
まずは今回のメインとなるCPUの
Ryzen9 3900x
こいつの何が凄いかと言うと、Intelの最高フラグシップモデルである
Intel core i9 9900kと同価格帯でありながら、CPU性能が約1.5倍も高いこと!
たかが性能差が1.5倍と言いましても、
Ryzen9 3900xよりもスコアが出ている
Intel Core i9-9980XEの価格を見るとなんと20万円を超えてしまいます(笑)
性能が1.5倍高いからと言っても価格は1.5倍じゃ済まないんです。
そう考えると圧倒的コストパフォーマンスに優れていると思いませんか?
(ちなみに僕が使っていたMacBook ProのCPUより3.5倍もスコアが高いですおしっこ漏れそうです漏れました)
ただ、本来定価が64000円程で手に入るのですが、
現状Ryzen 9 3900xは人気すぎて品薄状態です。
なのでプレミア化してしまい1万円程値上がりしています。
なので、もう少し待って価格が落ち着くのを待った方が価格を安く抑えられます。
コスパの良いCPUですが、DTMに関しては少し欠点があります。
AMD製のCPUはDAWやオーディオインターフェースの動作対象外になっているものが多いので、運が悪いとトラブルに見舞われてしまう可能性があります。
今のところ僕は何の不具合も無く動いています。
オーディオインターフェースは、
2017年からWindowsに対応したApogee Duetを使っていますが、ドライバも非常に安定していて何事もなく接続されています。
Thunderbolt接続のインターフェースに関してはまだ試していないので不明です。
(Twitterでは使えているという情報はありました)
もう少しコストを抑えたい人向けに。
Ryzen 7 3700x
Intelで言うとcore i7的な立ち位置のCPUです。
こちらのCPUは Intel core i9 9900kと同等の性能でありながら、
価格が4万円代で買えます。
こちらでも十分な性能を誇っているのでコストを出来るだけ抑えたい人におすすめです。
メモリ
DTMやる上で大事になってくるメモリ!
G.Skill Sniper X F4-3600C19D-32GSXWB
僕は以前使ってたMacBook Proが16GBだったのですが、
Google ChromeやiTunesを開きながらやっていると地味に足りなくなってくるので32GBにしました。
因みにRyzenはメモリ相性にうるさいらしく、
運悪く相性悪い物を買ってしまうと起動しない場合があるそうです。
なので色々な人のレビューを見てこのG.skillというメーカーのメモリにしました。
もう少しコストを抑えたい人向けに。
G.Skill SniperX F4-3600C19D-16GSXWB
32GBもメモリいらないという人は16GBにすると半額くらいに抑えられます。
ちなみにDDR4-3600だと、DDR4-2133よりCPU性能が1.2倍くらい?変わるそうです。
(分からない人はあんまり気にしなくて良し!)
マザーボード
MSI MPG X570 GAMING EDGE WI-FI
マザーボードは個人的にこだわっていて、
Wi-fiが搭載されているマザーボードを購入しました。
(通常の安いのだとWi-fiが付いていないので有線LANでネットに繋ぎます)
なぜWi-fi付きのマザーボードを買ったかというと、
僕の部屋が一番Wi-fiのルーターから遠い部屋なんですよね。
そうすると、iPhoneやiPadなど無線LANに繋ぐデバイスがネットに繋がりにくいんです。
なので、有線LANに繋がっているデスクトップPCをWindowsの『モバイルホットスポット』という機能でルーター化してやりたかったんです。
(それをやるのにWi-fi付きのマザボが必要だったかは不明w)
それ以外はm.2スロットも2つあれば十分だったので、特にこだわりポイントはないです。
もう少しコストを抑えたい人向け。
MSI MPG X570 GAMING PLUS
簡単に言うとWi-fiの機能が無くなったバージョンです。
それだけで大分値段も落ちるので、
Wi-fi使わねえよ!って人はこっちがおすすめです。
ストレージ
M.2 SSD 512GB と
M.2 SSD 2TB
CFD 2TB CSSD-M2B02TPG2VN
MacBook Pro のM.2 SSDの速度の速さを味わってしまったらもう2.5インチSSDに戻ることは出来ませんでした。
毎秒3000MBを超える速度で読み込んでくれるので、
DAWを開くときや大容量プラグインを読み込む時がめちゃくちゃ速いです。
しかも値段もそんなに高くなく、2TBが3万円で買えてしまったので2.5インチSSDとそんなに値段が変わりませんでした。
SSD 512GBをCドライブに設定して
2TBをDドライブ(プラグインを保存する用)にしました。
もう少しコストを抑えたい人向け。
シリコンパワー SSD 512GB
Cドライブにとりあえず500GBほどのSSDを備えておけばPC起動も速いですし、
コストを抑えたい人にとっては困らないのかなと思います。
デスクトップなので後々増設することも容易なので、
まずはこちらがおすすめです。
グラフィックボード
本来DTMで楽曲制作をする人にはグラボは必要のない代物なのですが、
RyzenのCPU自体に内蔵グラボが搭載されていないので、
グラボを用意しなければいけません。
僕が購入したのは中古のGTX 1070です。
Palit GeForce GTX 1070スーパーJetstream 8 GB
新品だと6万円前後しますが、僕は中古で22000円で買いました。
こちらは2016年頃に発売されたものですが、当時でミドルハイスペックくらいだったので、今はミドルスペックくらいの性能と肩を並べらるんじゃないでしょうか。
GTX1060あたりでも良かったのですが、中古価格だと4~5000円ほどしか価格差が無かったのでモンスターハンターワールドのアイスボーンをやるために入れておこうかな~と思って買いました。
後は動画編集に備えてですね。
近々Youtubeの方にもチャンネルを広げていきたいと思っているので。
もう少しコストを抑えたい人向け。
MSI GeForce GTX 1050 Ti 4GT
ゲームをやらないよっていう人はGTX1050あたりのグラボを買うといいんじゃないでしょうか。
中古であれば7~8000円程度で買えると思います。
AMD製のRXシリーズが結構コスパが良いらしいですが、
僕はあんまり詳しくないので気になる方は調べてみてください。
PC電源
実は地味に電源って大事なパーツらしいのでここは結構奮発してみました。
Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB 1050W
以前電源タップを変えただけでスピーカーの音質が良くなった事があるので、
それを信じてPCの電源も良くしてみました。
→最強の宅録環境を作りたいなら電源周りも見直せ!
http://halo2channel.com/2019/03/15/post-584/
正直ここまで大容量の電源はいらなかったのですが、
このワンランク下の850Wの電源が1000円くらいしか値段が変わらなかったのでこれにしました。
ちなみに80PLUS PLATINUM認定のやつにしました。
80PLUS PLATINUMにしては2万円を切る電源は中々ないので、シンプルにコスパ良いと思います。
(しかもRGBが付きなのでめっちゃ光りますw)
もう少しコストを抑えたい人向け。
オウルテック 750W RA2-750
電源なんてなんでも良くね?動けばなんでもいいよ~っていう人はこれで!
一応Ryzenやグラボの消費電力を考えると600W以上は必要なのかなと思います。
ただ、あまり安いものを買うとコイル鳴きや発熱が凄いものもあるみたいなので、安い物や中古の物を買うときは気を付けてください。
PCケース
CoolerMaster CMS-693-KKN1-JP
Ryzenは性能が良いだけあってそれなりに発熱もするので、出来るだけ通気の良い冷やしてくれそうなPCケースを選びました。
クーラーマスターっていうだけあって良く冷やしそうじゃないですか??(笑)
買ってみて思ったのは、昔買った4000円くらいのケースより、SSDやHDDを収納出来るスロットがたくさんあって良いなと思いました。
安いケースだと何もないスペースに適当にくっつけたりしてましたからね。
挙句の果てには宙ぶらりの状態でマウントしていた時もありました(笑)
(機能的にも見た目的にも良くない)
もう少しコストを抑えたい人向け。
Thermaltake Versa H26 Black
PCケースやファン(空調)のメーカーの中では結構有名なところです。
さっきのPC電源もここの会社の物なので割と信頼は高いです。
OS
最後はOSです。
これが無いとWindowsが起動出来ません!
Windows 10 Pro と
Windows 10 homeがあるのですが、
基本的に機能は変わらないのでこちらはお好きな方で。
僕は自動アップデートがOffに出来るProの方を選びました。
もう少しコストを抑えたい人向け。
home版の方が安いので特に何も気にしない方はこちらが吉です。
他よりもう少し安いDSP版というのがあるのですが、
DSP版はPCパーツと一緒に買わなくては行けなくてはなりません。
しかもそのパーツを組み込んだPCにしかインストール出来ないので、
また新しく自作PCを作るときにそのパーツを使わなければ新しく買うことになります。
どっちもメリットデメリットがあるのでこの辺は自分で調べてみてください。
終わり
これでひとまずパーツ紹介は終わりです。
自分は全部新品でなく、グラボやSSDは中古で購入、OSは元から余っていたのを使いました。
2019/09/07 購入時点
CPU
Ryzen 9 3900x :65550円
メモリ
G.Skill SniperX F4-3600C19D-16GSXWB :17820円
マザーボード
MSI MPG X570 GAMING EDGE WI-FI :26444円
SSD1
CFD CSSD-M2B05GPG2VN 512GB :9800円(中古)
SSD2
CFD CSSD-M2B02TPG2VN 2TB :30499円(中古)
グラフィックボード
Palit GeForce GTX 1070スーパーJetstream 8 GB :21000円(中古)
PC電源
Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB 1050W :16341円
PCケース
CoolerMaster CMS-693-KKN1-JP :11860円
合計:199264円でした。
大体20万円くらいですね。
ちなみにコストを抑えたバージョンで計算すると
2019/09/12時点
合計:122690円でした。
7万円も抑えられれば新しい機材に充てれたり色々出来ますね!
これは新品価格での計算ですが、
中古パーツで同じものを揃えれば10万円程で組めるかもしれませんね。
僕が中古パーツを買うときに使うのが
メルカリやラクマです。
メルカリは利用している人が全国NO.1なので、
大抵のものがメルカリで揃います。
ラクマはユーザー数は少ないものの、定期的に運営から5%offクーポンが貰えます。
高い買い物をする時には万単位での値引きが可能になるのでよく利用しています。
今回のメインであるRyzen 9 3900xもプレミア化して中々買えませんでしたが、
新品を定価より高く転売している物を5%offクーポンを使って購入したら、
ほぼ定価に近い値段で買えました!
現在メルカリでは10/3までの間に新規登録してくれた人はこちらのコードを打つだけで1000円分のポイントが貰えちゃいます!
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今回組んでいて思ったのは、意外とRGBも悪くないな~って事ですね(笑)
一部光るパーツを使ったのですが、それが結構綺麗なんですよね(笑)
次自作PCを作るときは超絶光らしてやろうかな、なんて思いました。
2020/5/19 追記:悲しいことにCPUが壊れてしまったので、解体して結局MacbookProに乗り換えました……。
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