プロのシンガーやボーカリストになる人であれば、必ず身につけてほしい正しい発声法とそのやり方を紹介していこうと思います。
まずは、正しい発声とはどういうものか、について書いていきます。
正しい発声のやり方、に関しては次の記事にまとめます。
正直、これさえ身につけてしまえば、プロになる道の折返しまで来たみたいなもんです。
これはEXILEやAAAや、清水翔太のようなソロシンガーになる人以外にも、
バンドでボーカルをやる人、ギターボーカル、ベースボーカルをやる人でもしっかり見て身につけてほしい大事な内容になってます。
というか、むしろバンドのボーカルや、路上ライブをやっているようなシンガーソングライターの人に一番見てほしい!
歌うダンスグループの人達や、ソロシンガーの人、ハロプロのアイドルはメジャーの事務所でもインディーズの事務所、会社でも、ちゃんとボイストレーニングさせてたりするので、あんまり心配する必要ないんですよね。
昔自分がバンドをやっていたときは、しっかりしたボイトレで習うような歌より、エモさ(笑)とか情熱(笑)を大事にやっていきたい!とか思っていたので、なんとなくこういう記事は敬遠してしまうと思うのですが、詳しく理由を説明していくので、是非最後まで見てください。
メリットしかないですから。
理想の正しい発声とは
歌うジャンルによって正しさの定義は変わってくるのですが、どのジャンルにも共通して言える事があります。
一番大事なのは、喉を傷めない発声であること。
厳密に言うと喉を傷めにくい発声ですね(多少の疲労はあるので)
僕は基本的にポップスのボーカルの話しか出来ないのですが、これだけはどのジャンルをやるにも当てはまるものだと思います。
基本的にプロで歌うということは、趣味で週一、カラオケに通って歌うのとはわけが違います。
週一なら思いっきりガーッと歌って、万が一喉が枯れても一週間後にはまたいつもの声で歌える。
しかも誰かに聞かせてお金をもらうわけでもないので、枯れたガラガラの声でも自分が満足してしまえばいいわけです。
しかし、プロの現場なら、
ライブやツアーで数ヶ月から半年かけて何十本もライブをしなくてはいけなかったり、
レコーディングで毎日何時間もスタジオにこもって歌を撮り続けたり、
そんなのが普通にあります。
声がガラガラになっていてはどれもこなせるものではありません。
なので、カラオケやスタジオで普段のように声を張り上げて高い声を出して、一曲終わるごとに水を飲んだりしているようじゃ、
到底喉が保ちません。
もし、あなたがそんな発声をしているのであれば、今すぐその発声をやめてください!
その歌い方を続けていれば確実に喉を壊します。声帯にポリープが出来ます。
それでは良いボーカリストにはなれないわけです。
正しい発声のメリット
・喉を傷めにくい
・歌っていても疲れにくい
・一日に長時間歌える
・歌声が安定する
・音程が安定する
・高音が楽に出せるようになる
・声が響くようになる
デメリットはありません。
少し習得が大変なことくらいで、良い事尽くしです。身につけない理由がない!
悪い発声は様々な弊害を及ぼす
特に最近だと、バンドマンに多いんですけど、
(僕がバンド好きだから情報通なのかもしれませんが)
THE ORAL CIGARETTESの山中拓也さんが2015年に声帯ポリープ、
My Hair is Badの椎木知仁さんが2016年に声帯ポリープ、
ガールズバンド、BAND-MAIDの彩姫さんが2017年に声帯ポリープ、
ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんが声帯ポリープ、
シドのマオさんは2015年からメニエール病の中、喉を酷使しすぎて声帯ポリープ、
flumpoolの山村隆太さんは2017年に歌唱時機能性発声障害、
ボーカルは喉が命ですので、もしポリープになったら手術後2〜3ヶ月歌えない。
歌えるようになっても、元の声で歌えるようには中々ならない。
これが使い物にならなくなると、バンドとしても活動が難しくなってきますし、
自分自身、歌が好きでボーカルになったはずですから、思うように歌えない人生は相当苦しいものになると思います。
どうしても売れて人気になって多忙になってしまうと、喉のケアが出来なかったり、体調不良の中でも歌わざるを得ない時もあったり、睡眠も休みも中々取れなかったりするので難しいんですけどね……。
※偏見なんですけどバンドマンってお酒飲みまくったり、タバコ吸いまくってるイメージがあるんですけど、完全に喉に良くないのでお酒はほどほどにしても、タバコはやめましょう!
※追記 2020/5/19
コロナの影響でライブが色々な所で中止になってますが、多忙なOfficial髭男dismやKing Gnuあたりは、喉壊れる寸前だったと思うので、不幸中の幸いというか、J-POPシーンの貴重な人達が壊れなくて良かった、としみじみ思います。
正しい発声の仕方について
少し長くなるので続きはこちらの記事でご紹介します。
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