何年か前にフェスで女王蜂を見て、
世界観が出来上がってて面白いバンドだな〜、と思っていたのですが、
最近ちらほら話題になるようになってきて、
要注目のアーティストだな!と思う次第でございます。
聞いてみると分かるのですが、
ボーカルのアヴちゃんの歌唱力に引き込まれますよね。
何より超高いヘッドボイスが魅力的です!
そこで色々分析してみたら、面白いことがわかったので、
今回は女王蜂のアヴちゃんについて解説していきたいと思います。
最大の武器 ヘッドボイス
先程も述べましたが、一番の魅力はアブちゃんのヘッドボイスですよね。
発声がとても綺麗ですね。
息漏れもほとんどないですし、
響きも横に引っ張られていて、お手本のようなヘッドボイスです。
催眠術の裏声最高音はhiF
Aメロの、くるっている、の黒字の部分がそうですね。
HALFの(3:10)の一番高い所だと、hiG
金星のサビ頭(1:27〜)
ことばあそびはいいから、の黒字部分がhiG#
いきなり1オクターブ以上の音域が飛ぶので意味わからないです(笑)
火炎の最高裏声音域はhihiA
(0:35〜)の部分からですね。
めちゃくちゃ高いですね(笑)
見た感じがハーフっぽい事もあって、
元から共鳴と地声の閉鎖感が強いですね。
なので裏声を響かさせるセンスもあるのかも知れません。
意外と地声音域が低い
音域を調べていたら面白いことが分かりまして、
意外と地声の音域が低いんですよね。
話し声は閉鎖が強くて声も高いし、
ヘッドボイスの音域もとても高いので、
地声の音域も高いんじゃないかと思われますが、
確認出来た地声の音域がmid2E〜mid2F#くらいまでで、
(緊急事態のサビ頭がmid2F#)
それ以降はヘッドボイスでhiF〜くらいになるんですよね。
男性のミックスボイスの音域が、
大体mid2G〜hiDくらいなので、ここの音域がぽっかり抜けているんですよね。
たまたま楽曲的にその音域が無いだけなのか、
はたまたミックスボイスが出来ないからヘッドボイスに特化した曲にしていったのか……。
興味深いですね。
正直、あの地声の高さと、発声ポジション良さ、
ヘッドボイスの精度、

インナーマッスルで引き締まった体。
(これめっちゃ良い筋肉してますよ)
→インナーマッスルを鍛える方法
多分ポテンシャル的には出来そうな感じはするんですけど、
あえて出さないのか、
それとも出来ないのか……。
出来ないとしたら
あの1オクターブを飛び越えるトリッキーな楽曲はそれをカモフラージュする為に出来た上手い戦略なのではないか、と。
勘ぐりが止まらないですね(笑)
一応、火炎の最高音になるくだりの
出だしの部分は(0:35〜)hiAのファルセットになっています。
あえてファルセットにしなくても良い音域な気はしますね……。
これは黒だな!!
(ミックスボイス出来ないな)
(個人的見解)
とはいえ、
あの唯一無二のスタイルは誰も真似できない素晴らしいものです。
まとめ
ここ最近のトレンドだと、ミックスボイスも重要ですが、
ヘッドボイスを多用する人たちが増えてきた印象があります。
ヘッドボイスを出したいと思ったら、
女王蜂のアヴちゃんの歌い方を真似してみると、
綺麗なヘッドボイスを出す練習になるんではないでしょうか。
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