正直、買ってよかったと心の底から思った。
自分はいわゆる趣味ブログ、というジャンルで1年程記事を書いてきたのだが、
書いているうちに、自分がどれだけ文章が書けないのか、毎回思い知らされる。
自分が思っている事を上手く文章に表現出来なかったり、
とにかく書くのに時間がかかったり……。
学生の頃から文系科目が苦手で、
高校生の頃は偏差値40を切っていた。
夏休みの読書感想文に至っては、
終始読んだ本のあらすじを書き綴る始末だ。
こんな文章に関して全く無知の自分には、
この本に書かれている内容が新鮮でとても勉強になった。
恐らく、
ある程度文章を仕事として書いてきた人達には、
どれも聞いたことある内容や、知っている内容ばかりで物足りないものかも知れない。
しかし、文章を書く事に興味を持ち始めたばかりの人にとっては、
この本が文章を書く力のベースになってくれるだろう。
実際に今書いている文章も、
本書に書かれている事を意識して書いている。
はじめは『結論』から書く、や
小学生レベルの『語彙力』を使いこなす、や
である調や、です、ます調を統一する、など……。
まだ本書に書いてある文章術がしっかりと身についてはいないが、
今までよりはまとまった読みやすい文章にはなったはずだ。
まだ多少お硬い文章で、自分で書いてても窮屈なのだが、
これがしっかりと板についてくれば、
分かりやすく簡潔に、
そして、自分の個性が出てくる面白い文章が書けるはずだ。
昨今はSNSの発達により、
人の感情や思考が文章によって、多くの人の目に晒されるようになった。
特にTwitterでは、140字という制限がある中で
文章をまとめなければならない為、
難しい事を発信しようとなると、高度な文章力が必要になる。
なお、自分は情報を発信する側になることを意識すれば、
その難易度は想像出来るだろう。
もしあなたが高度な文章力を発揮して、
Twitterを使いこなしているのであれば、
皆すぐにあなたに教養を感じるはずだ。
本書には、
長期的に支持され続けるブログの共通点は、
『教養』を感じられることだ、と書いてあった。
教養と言われても抽象的で何を指すのかは難しいが、
あなたの文章を読んで、学を感じる、魅力を感じる、ということだろうか。
本書の裏側の帯が分かりやすい。
少し極端だが、
文章力を上げるだけで、価値のある人間になれる、と自分は思っている。
本書を購入したのは2019年の2月で、
まだ1ヶ月しか経っていないが、
既に今年のブログのアクセス数が、去年の総アクセス数を上回っている。
(現在2019.3/9)
数字にすると9000アクセス程。
ブログの記事の内容が良かったのか、
文章力を意識し始めた結果からかは分からないが、
自分はこの本に出会えてとても良かったと思っている。
ブロガーや、アフィリエイター、
サラリーマンや営業マン、
頭には書きたいことがたくさんあるのに、
上手く文章に出来ない人や、
これから文章を書くことを生業にしようとしている人には、
とてもオススメ出来る1冊だ。
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